『振|生|複|弦』ONLINE TALK vol.2


 
只今大阪はiTohenにて開催中の
宇加治志帆・阿部海太による二人展『振|生|複|弦』。
最終週となる今週末の6月28日(日)19:30より、
ライブ配信(zoom)による『振|生|複|弦』オンライントークvol.2を開催します。
 
前回のvol.1では展示開催の経緯や、制作期間中に考えたことなどを振り返りましたが、
(アーカイブをご覧いただけます→『振|生|複|弦』オンライントークvol.1
vol.2では二人の作家を引き合わせた林智樹さんをゲストにお招きし、
「表現における自己と他者」というテーマでお話しします。
創作の中で生じる/崩れる自己と他者の境目、作品を人に手渡すこと、
自己表現という呪縛について、などなど、
表現活動の様々な場面で立ち現れる「自己と他者」の関係性について、
今回の二人展での経験を頼りに掘り下げてみます。
参加無料のイベントです。お気軽にご視聴ください。

 
【 開催日時 】
2020年6月28日(日)19:30~
参加費無料
 
【 話し手 】
宇加治志帆 × 阿部海太 × 林智樹(社会福祉士)
 
【 視聴方法 】
今回はzoomによる配信を行います。
スマートフォン、タブレットをご利用の方は「zoom」のアプリが必要です。
あらかじめインストール(無料)をお願いします。
開催時間になりましたら、以下のリンク先よりログインください。
(予約不要になりました)
 
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89009894568?pwd=YlcxUk1hUTVOb3VUc1RiS1pIV1dxQT09

ミーティングID: 890 0989 4568
パスワード: 309858

 
【 注意点 】
Zoomへのログイン時、ビデオ(カメラ)のオン・オフが求められます。
オンを選ぶと画面にご自身の顔が映りますので、もし映したくない場合はオフをお選びください。
またログイン後、画面左下にあるマイクボタンがミュートになっているかどうか
ご確認をお願いします。(赤い斜め線が入っていればミュート状態です。)
もしトーク中にご質問などあれば、チャット機能でお伝え頂けたらと思います。
どうぞご協力お願い致します。

鷗 4号


 

 

 

絵と物語の季刊フリーペーパー『鷗』(かもめ)。
8ヶ月も空いてしまいましたが、無事4号が刷り上がりました。
 
物語の方はこの自粛期間中にちょっとずつ書いたものです。
まだまだ気軽にお店に立ち寄れる状態ではないかもしれませんが、
もし目にすることがあればぜひお手にとってみてください。
 
以下、『鷗』設置店舗です。
展示や本の販売でお世話になった場所に置かせて頂いています。
 
〈関東〉
SUNNY BOY BOOKS (学芸大学)
ブックギャラリーポポタム(目白)
URESICA (西荻窪)
本屋Title(荻窪)
Quantum Gallery & Studio(都立大学)
青山ブックセンター本店(青山)
喫茶ミンカ(北鎌倉)

〈北陸〉
オヨヨ書林せせらぎ通り店(金沢)

〈中部〉
本・中川(松本)

〈関西〉
iTohen(大阪)
blackbird books(大阪)
nowaki(京都)
善行堂(京都)

〈中国〉
READAN DEAT(広島)

〈九州〉
ナツメ書店(福岡)
長崎次郎書店(熊本)
橙書店(熊本)
 
※ もしお近くにお店がない場合は、
ネット通販をご利用頂くと同封して下さるお店もございます。
お手数ですが、各店舗にお問い合わせください。
 


 
宇加治志帆・阿部海太 二人展
『振|生|複|弦』

大阪はiTohenにて開催中です。
会期は6/29(月)まで。 土・日・月のみのOPENです。
お近くの方はぜひお立ち寄りください。

『振|生|複|弦』ONLINE TALK vol.1


 
只今大阪はiTohenにて開催中の
宇加治志帆・阿部海太による二人展『振|生|複|弦』。
第二週目となる今週末、6月14日(日)19:30より、
ライブ配信(zoom)による『振|生|複|弦』オンライントークvol.1を開催します。
今展示開催の経緯や展示作品のこと、
また自粛期間真っ只中にどんなことを考え制作していたか、
そしてこれからの美術や表現のあり方について、
お互いに問いを投げ合いながらお話しします。
参加無料のイベントです。お気軽にご視聴ください。

 
【 開催日時 】
2020年6月14日(日)19:30~
参加費無料
 
【 話し手 】
宇加治志帆 × 阿部海太
 
【 視聴方法 】
今回はzoomによる配信を行います。
スマートフォン、タブレットをご利用の方は「zoom」のアプリが必要です。
あらかじめインストール(無料)をお願いします。
開催時間になりましたら、以下のリンク先よりログインください。
(予約不要になりました)
 
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89689497689?pwd=M0l6dGZyZFYwdVF4anhEQ2dnR2pYQT09

ミーティングID: 896 8949 7689
パスワード: 263866

 
【 注意点 】
Zoomへのログイン時、ビデオ(カメラ)のオン・オフが求められます。
オンを選ぶと画面にご自身の顔が映りますので、もし映したくない場合はオフをお選びください。
またログイン後、画面左下にあるマイクボタンがミュートになっているかどうか
ご確認をお願いします。(赤い斜め線が入っていればミュート状態です。)
もしトーク中にご質問などあれば、チャット機能でお伝え頂けたらと思います。
どうぞご協力お願い致します。

『振|生|複|弦』(分断を超えていくための四文字)


 
1月の開催延期を経て、6月6日(土)より宇加治志帆さんとの二人展
『振|生|複|弦』(シン|セイ|フク|ゲン)が大阪のiTohenにてスタートする。
未だ「ぜひ来て下さい」とは言いづらい状況ではあるけれど、
お近くの方には無理のない範囲でお立ち寄り頂けたらとても嬉しい。
 
宇加治さんと初めてお会いしたのは2018年の夏。
iTohenで行われた林智樹さん主催のトークセッションだった。
自分と彼女を含む5人の作家と1人のキュレーターが美術について3時間超の熱い議論を交わしたのだが、
あの日は興奮のあまり終電車で駅を降り過ごし、家に帰れなかった程だったのでよく覚えている。
その中でとりわけ印象深かった彼女の言葉がある。
 
「自分の作るものを好いてくれる人達がちゃんとその人として生きられるように、
私はこれからも作り続けていくのだろうなと思うんです。」
 
少し時が流れて昨年末、iTohenの鰺坂さんから二人展の打診があり、
「誰か一緒にやりたい方いますか?」と聞かれてしばし考えた時、ふと宇加治さんのことを思い出した。
昨年から取り組んでいる布の作品を発展させたくて、
布を使って表現している作家さんとやってみたかったというのが一番シンプルな理由だが、
あのトークセッションでの彼女が語ったいくつかの言葉の記憶が妙にクリアに残っていて、
ただ美術や表現ということについてもう少し彼女と話してみたいという想いがあった。
結局あれから一度も交流がない中で、いきなり声をかけられてとても驚いただろう。
最初の打ち合わせに現れた彼女の顔には「何で私が呼ばれたのだろう?」とはっきり書かれていたけれど、
それは話をするうちにすぐに消え失せた。
 
彼女のキャリアはフレスコ壁画の修学から、絵画、立体、
現在手がける被服やアクセサリーブランドまで多岐にわたる。
どうして壁画からそういう方向に進んだのかと尋ねたら、
「壁画は家が刺青を入れているみたいだと思ってたんですよね。それがはじまりかな。」
と返って来て、僕は感嘆の声と共に深く頷いた。
先述した彼女の言葉からも分かる通り、彼女の表現はとてもパーソナルなものだ。
表現の媒体が何であろうと「人一人が生きていくための芸術」という思想が通底しているように思う。
その一人とは受け手だけでなく彼女自身も含まれる。
彼女の作品は一見すると明るくもあるが、同時にヒリヒリとした痛みが隠れているように思えてならない。
僕はそこに人一人が生きていくことの困難さを重ね合わせたくなる。
激しい絵の具の飛沫に。奔放に伸びる縫い糸に。
 
まだ緊急事態宣言が出る前の3月末、
打ち合わせがてら引越したての彼女の家を訪ねて一緒に手を動かした。
丸二日、針を動かしながら色々な話をした。
彼女がはまっているという宇宙理論の話や、今まで読んできた本の話、
それからコロナやそれに翻弄されている現代社会のこと。または「正義」と「悪」について。
「前の状態に戻るということは決してないし、戻ってはいけない。」
と彼女は繰り返し、僕はその度に同意を示した。
今までに作られた枠をどうやって取り除いていくか。
僕は彼女に作品の欠片を手渡すことで、彼女は僕の作品を元に創作を行うことで、
各々の主体性に揺さぶりをかけることにした。
また僕は彼女を真似て、自分の絵を縫い込んだ服を作ることにした。
動植物の絵を身に纏うことを通し、「輪廻」というものへ想いを馳せてみたかった。
自己を解きほぐした先に異種との重なりを見出したかった。
 
僕ら二人は一緒に創作することで「生きている」ことを捉え直そうと試みる。
人は「他者」の存在を得て初めて「一人」になるというが、
種を超え、時や場も超えた連なりの中に「人一人が生きていく」ことの感触があると僕らは期待する。
タイトルに並べたのはそんなあらゆる分断を超えていくための四文字。
「“共生”とはまた違うんですね、自分自身の形が変容する、何かが外れる。
そして生まれてきたものの中に、確かに、自分は、存在しているという確信みたいなもの。」
創作中のメールのやりとりで彼女から受け取ったこの言葉には、
その分断を飛び越えたことの驚きと喜びが既に見て取れる。
希望は紛れもなくそこにある。

 
 


 
◉宇加治志帆・阿部海太 二人展
『振|生|複|弦』 @ iTohen
6/6(土) – 6/29(日)
11:00-18:00 土・日・月OPEN
(火-金CLOSE)

共作を含む、絵画、布、服、アクセサリーなど、
異なる媒体を横断し制作したものを展示販売します。

宇加治志帆
iTohen

オンライン本屋トークVol.2『今、本屋に会いに行く』


 
あらゆる分断が進みつつあるこの時代に、奇しくも拍車をかけるかのようなこのコロナ禍。
愛と想像力を欠いた社会の現状を突きつけられている今、本の作り手として、また一本好きとして、
僕は改めて「本」そして「本屋」の意義というものを捉え直してみたいと思いました。
人々が活動自粛を迫られる今、本屋を営む人たちはいったいどんな思いを抱えているのか。
vol.1に続き、新たに4人の個人書店店主をお招きし、
ライブ配信(zoom)によるオンライン本屋トークvol,2を開催します。(阿部海太)
 
【 開催日時 】
2020年4月25日(土)21:00~
参加費無料
 
【 話し手 】
● ブックギャラリーポポタム / 大林えり子
http://popotame.net

● SUNNY BOY BOOKS / 高橋和也
http://www.sunnyboybooks.jp

● 本・中川 / 中川美里
https://honnakagawa.tumblr.com

● ナツメ書店 / 奥由美子
https://natumesleep.com
 
【 企画・聞き手 】
● 阿部海太(絵描き、絵本描き)
 
【 テーマ 】
< 1. 現状の様子>
現在のお店の様子や、それに伴う問題など、情報や意見を交換。

< 2. お店を開けるということ。閉めるということ。>
コロナウイルスの感染拡大を考慮して、お店を開けるにしろ、閉めるにしろ、
街に本屋があるということ、そのこと自体への問いや答えについて考えを
巡らしていることと思います。
またそこから、今後本や本屋がどのような役割を担うことが可能か、
現状だけでなく、未来へ向けた話ができればと思います。

< 3. 本の紹介>
今、そしてこれからの時代に読みたい本、
読んでもらいたい本を数冊、各人からご紹介頂きます。
 
【 視聴方法 】
今回はzoomによる配信を行います。
スマートフォン、タブレットをご利用の方は「zoom」のアプリが必要です。
無料で配布されていますので、あらかじめダウンロードしておいてください。
またログインに必要なURL、ID、パスワードを事前にお伝えしますので、
事前に下記までメールで受付をお願いします。

mail@kaita-abe.com
 
【 注意点 】
Zoomへのログイン時、ビデオ(カメラ)のオン・オフが求められます。
オンを選ぶと画面にご自身の顔が映りますので、もし映したくない場合はオフをお選びください。
またログイン後、画面左下にあるマイクボタンがミュートになっているかどうか
ご確認をお願いします。(赤い斜め線が入っていればミュート状態です。)
もしトーク中にご質問などあれば、チャット機能でお伝え頂けたらと思います。
どうぞご協力お願い致します。

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